当日の作業のボリュームをざっくり予測して

メルセデス・ベンツは、トヨタがはるかに安価なコストで自分たちの偉大な栄光の脅威になる車を成功させることなどありえないと考えて、苦境に立った。時は止まることなく流れ、人々の心も止まることなく変わってゆく。いつ、どこで、何が起きてもおかしくはない。

 そんな中で、自動車産業が未来も繁栄し続けるためには、大きな目で、深い洞察力で、輝く想像力で、未来を見つめ、勇気をもって未来に踏みこんでゆくことだろう。そして、すでに述べたように、我々ユーザーも未来への強い意志をもたなければならない。
 国際環境保護団体グリーンピースは、「地球温暖化による海水の膨脹、南北両極の氷山溶解などにともなう海面上昇が現状のペースで続けば、二〇三〇年までに約二〇00、世紀末までには約六五Cmの海面上昇が起こりうる可能性があり、日本などの島国は海中に没する危険がある」という警告を発しているが、そうなってからでは遅い。
 クルマが最高の道具でありながら、一方では地球にこうした危機を招く役割の一端を担っているに違いないことを、我々ははっきり認識しなければならない時期にきている。